動画撮影・編集（ノーリフティングケアフォーラム）

ノーリフティングケアはご存知ですか？
高齢者施設をはじめ、医療施設や障がい者施設などで進められている「抱えない介護」の総称です。

従来、必要に応じて利用者を抱きかかえるケア方法が一般的とされてきましたが、この方法は施設で活躍するスタッフの皆様に腰痛のリスクを高める要因となっていました。

今回は、ノーリフティングケアの普及と促進に取り組まれているNPO福祉用具ネット様のご依頼で、8月に悪天候のため延期となったフォーラムの撮影を担当しました。

取組施設の成果発表などの場面では、これまでも何度か撮影・編集のお手伝いをさせていただいておりますが、各施設の切実な思いや具体的な取り組み内容に触れるたび、大変勉強になっています。

数年間にわたり取り組まれている先駆的な施設から、取組1年目の施設、さらには歴史ある施設から新しい施設まで、それぞれの成果報告に参加者の皆さんが熱心にメモを取りながら真剣に耳を傾けている様子が印象的でした。

私が特に驚いたのは、抱える介護を「現場で介護を担っていない」家族が「現場の」スタッフに求めるという現状についての話でした。

何が不足しているのか？ どこにネックがあるのか？ 解決へのヒントはどこにあるのか？

少子高齢化が進む中、現場の皆さんの努力や取り組みに報いるためにも、対岸の火事という認識を改め、自分事としてノーリフティングケアへの理解を深めることが大切だと感じました。

特別講演以外の取組発表は、以下のリンクからご覧いただけます。
NPO福祉用具ネット
https://npofukusiyougu.sakura.ne.jp/

ぜひ、ご覧ください。